幸せになるために

幸せになるために、誰もが生まれてきたんだよ

と、これはさだまさしの「いのちの理由」という曲の詩の一節です。

 

忘年会で歌った曲でもあります。
音痴の私が人前で披露するなんて、「上手じゃなかったけど、良かったよ」という妙な褒め言葉をもらいました。

春来れば花自ずから咲くように
秋来れば葉自ずから散るように

こんな歌詞が含まれています。

それぞれの人生で、咲くときがわかっているので、ああしろ、ここしろと言わずとも、その人自身の春が到来するものだから温かい春の眼差しを向けていてあげてください。冷たい冬の厳しい目を向けている限り花開くことはないというものです。

問題が山積して、限界にぶつかり、越えられない壁を前にしたとき、人は自ずから冬支度する為に、引きこもって学ぶことを決意するものです。端から見れば葉が全部落ちてしまったら枯れ木のようにしか見えず、「終わったな」としか思われないかも知れないけれど、その秋から冬にかけて蓄えていくように、様々なことを身につけ直して行くものです。だから、厳しい目で、その芽じゃない、この芽でもないと、時季を間違えて芽吹こうとするものは全部摘み取ってしまったって構わないのです。それが全部学びとなり、礎になります。

人はどうすることも出来ないと悟ったとき、学び直そうと、全て持っていた経験を捨てにかかります。

全ての葉を散らすように、持っていたもの全部捨ててやり直すと覚悟した者の学びの姿勢は違います。

 

そうやって決意して冬を迎えた者が、春が来ると素晴らしい花を咲かせていくものです。

 

その人を見た者が自然と温かい眼差しに変わるのが春到来ということです。
厳しい冬を越えてきたと感じられるから、花開くときの輝きが一段と違うものなのです。

 

悪いことをつい考えてしまう。
不愉快な気持ちに乗って、その気持ちのままに動き出してしまう。
辛いからと、その状況から抜け出すことばかり思いついてしまって、肝心なことを見失って突っ走ってしまう。

そんな良くある心の働きを

悪いことばかりじゃないと、これまでを振り返り、今回もより良くしていけばいいと、立ち直る。
不愉快さは望まれたことを届けてあげられない見落としているサインと捉え、快適に創り変えるにはアイデアをもらっていこう。
辛いことがあるから、強くなれるし、磨き上がっていくものだから、嘆くよりもより豊に、より美しく振る舞う為にはどんな心で関わればいいかを魅せていけばいい。

と、変えられれば、春になる。

 

誰からでも、学ぶことは出来る。

周りにいる人全てが師に出来る。

 

便利だと感じられるようになる心には、不便さを味わっていなければならない。
でも、その不便な時代は当たり前の苦労だとも言えるから、その時代は実は不便とは感じていなかったかも知れない。

新幹線の移動で大阪←→東京間が2時間半もかからない。それが便利で速いと今の時代は言うかも知れないが、リニアより速い移動手段が生み出された未来からすると、「そんなにかかっていたの?」と言うかも知れない。

今ある状態を、「良い」と見るよりも「悪い」と見た方が、物事は改善し進化するとなる。
今ある心が「快適」と見るよりも「不快」と見た方が、心の成熟は加速されるとも言える。

居心地いい心ばかりに寄り添い、いつも春でいようとする姿よりも、
不愉快な心を見つけては寄り添い、いつでも秋でいようとする姿である方が、学ぶものが多いと言えると言いたいのだ。

 

このニュアンスを感じ取れる心の豊かさがある人は幸いだ。
辛い心の中に平穏の安らぎがたゆたゆと流れていることがわかるからだ。

 

いつの心にも波風はあるものだ。
それを敢えて流されてみて、揉みくちゃにされようとした方が、波や風の心と一体化出来るようになり、寒くても、冷たくても、それを苦とも痛とも感じずに、緩やかに笑っていられる心でいることが出来ると知れるといい。

自然と一つになれば、心はあらゆるものがわかるようになる。
教えてくれるようになるんだ。自然の中に流れる風や音や光がね。
聞こえているだろうか? 感じているだろうか? 見ているだろうか?
ほら、わかるだろう? 知っているだろう? 覚えているだろう?
ううん、いいんだ、わからなくても大丈夫、不思議だなと触れて行こうとしていればいい。
優しい心になればいい。穏やかな心で笑えばいい。柔らかな心で話しかければいい。
伝わるから。届くから。はじまるから。

 

お帰りなさい。

 

 

走り出した心が飛び上がり、空へと舞い上がったよ。

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コメント

  1. 打ちのめされては立ち上がり、又打ちのめされて。日本人は苦しみや辛さを四季が巡っているように捉えられる心がありますね。
    そうやって螺旋状に成長しているのですね。今もこれからも、春を信じて厳しい冬を乗り越えようと思いました。

    心の四季も大切にしたいものです。

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